キキよりジジへ


ジジ、寒くなってきたわね。
夕べ、くっしゃんなんて、三回もきこえてきたわよ。それでね、町で赤い毛糸を買ってきたわ。あなたのはらまきを あむことにしたの。三年まえに、おばあちゃんが 編んでくれたはらまき、やぶれてきちゃったでしょ。それで・・・
ちくちく、編むのってたのしいものね。とくに寒くなりかけのときって、なんだかやさしい気持ちになるのよ。
ジジのおなかにぴったりの、いきなはらまきをあみたいわ。それなのに あなたったら赤なんていやだって・・・どうして?どうして?
とってもおしゃれよ、これ。
ジジは黒がいい、目だたなくってっていうけど、いくら魔女猫だって、黒いドレスしか着れない私に遠慮することないわ。
どうぞ はでにアピールしてください。
アピールって言葉、このごろ流行っているのよ、妙に・・・

▲できあがり想像図とジジがはらまきをしたところの想像図

キキより

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