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昨年敬老の日にあの世に旅立った父はやきおにぎりをつくるのがとても上手でした。コンロの両側にレンガを立てて網を置いて、遠火にしてこんがり、こんがり、何回もお醤油をつけて焼いてくれました。あれは父の味でした。わたしもときどきやきます。私流はおかかをご飯にまぜ、にぎって、トースターで焼きます。時にはそれをお茶碗にいれて、京都で売ってる”ぶぶずけ”というこまかいおせんべを散らして、わさびをちょっと入れて、お番茶をかけてお茶ずけにします。あーああ、日本人だなあ。

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